はじめてのピアノアドベンチャー

はじめてのピアノアドヴェンチャー

2年前から、幼児のテキストには My first piano adventure (はじめてのピアノアドヴェンチャー)シリーズを使っています。

このシリーズは、LessonBookとWritingBookの2冊セットなっており、私はLessonBookは英語版でWritingBookは日本語版で使用しています。ライティングブックを日本語版にした理由は、家での宿題として出せるからです。

楽譜 はじめてのピアノアドヴェンチャー ライティング・ブックA / 全音楽譜出版社

価格:1,320円
(2020/2/9 16:16時点)
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LessonBookは、CDを英語で聴かせて、その後私が日本語の歌詞付きで弾いて聞かせてあげます。英語と日本語は全くリズムが異なるので、吸収力が高い幼児のうちは絶対英語版でやった方が良いと思います。(日本語版のリズムはダサダサです!)

音の名前については、幼児がまずドレミファソラシドを覚えられてから、徐々に(BookCあたりから)、英語音名ABCDEFGに変えていきます。

このテキストの良いところはいろいろあるのですが、一番は生徒にアウトプットさせる作業が多いことです。教え込まれる(インプットばかり)ではなく、自分で発見し、自分の考えを発表させる力を育て、時には先生に対して説明させたり、間違いを指摘させたりします。

それから、子供って(大人もか?)自己表現が大好きです。自分らしさを出したい、「何が好きか」を表現したい。このテキストには、随所にそんなご褒美がちりばめられています。好きな絵を選んだり、課題ができたらニコニコマークを書かせたり。みんな嬉しそうに取り組んでいます。

Be the teacher
wrintingbook Aより 「手首の使い方が上手ならニコニコで顔をかいてね!」

こういった作業も、「自分で選択する」という能動的な姿勢につながっていくと思います。

今まで様々なテキストを使ってきました。でも、私の指導理念&スタイルにはこのテキストが一番しっくりきています。

このテキストの難点についても、次回述べたいと思います。

fumipianoschool

八王子みなみ野で自宅教室を開講し13年となる個人ピアノ講師。ジャズやポピュラーも教え、個性を育て伸び伸びと自然体で成長させていくことが指導ポリシー。元ヤマハの大人のピアノ講師。