生徒の音楽ドリルのまる付けをしていて、多くの生徒がつまづくところがあります。音程です。音程とは、2つの音の距離のことをいいます。例えばドからソは(ドレミファソと指を折って数えて)5度です。
そこまでは簡単。5度は5度でもド-ソなのかド-ソ♯なのかド-ソ♭なのかで区別があります。完全5度、増5度、減5度というように。その名前も、2度や3度は長や短になり、ちゃんと覚えていないとその先が全く分からなくなるのです。怖いです~
説明しただけではなかなか覚えられないので、ドリルの裏拍子に早見表を書くことにしました。まとめて書いてみたら、我ながらわかりやすい(自画自賛)。自分でもモヤっとしていたのでスッキリしました!
クラシックはミーファ、シードという、黒鍵がない部分の数がいくつかで判断します。ドーラは、ミファが1つしか含まれないので広い6度。すなわち長6度。
ちなみに、ジャズやポピュラー音楽では音程は鍵盤上で覚えることが多いです。しかも半音何個分(もしくは全音プラス半音いくつ)という考え方です。これアメリカの音楽教育法から来ているのでしょう。とくにジャズは、鍵盤上の模様と響きで覚えます。こんな風に。
たかが音程、されど音程。12個の鍵盤の中で、無限の世界が広がります。