「先生は絶対音感あるんですか?」
よく聞かれます。聴き取りは得意だけど、自分では絶対音感保持者ではないと思っています。だって、カラスの声は「カーカー」、エンジンの音は「ブーン」と聞こえるので。よくドラマなんかでは「騒音が不協和音で耐えられない…」と苦しむ音楽家がいたりして、「それはないわ~」と思っていましたwww
それに、私は人の声(ヴォーカル)はドレミで聞き取れません。ヴォーカルはピアノで探り弾きして、基準音やキーを見つけると分かります。なので、私は優れた相対音感を持っていると思っています。
相対音感とは、与えられた基準音からどのくらいの距離かで音を聞き分けられる能力です。「これがドです」と1音弾いてもらい、そこを基準にして音を当てていく能力。対して、絶対音感は英語でPerfect pitchといわれる通り、音程が完璧に記憶に刻まれているので、基準音が無くてもドレミがわかるのです。
私も4歳からピアノをやっているおかげで、楽器の音程の記憶はしっかり刻まれているので、楽器の音は単音ならすべて聞き取れます。でもげんこつで適当に弾かれた音などは全部を聞き取ることはできません。和音は、協和音なら聞き取れます。
要は音感って、幼いころからの記憶なんですね。簡単にいうと。よく「シャープやフラットの音は聞き取れない」ということを聴きますが、それは小さいときに白鍵の易しい曲が中心だったからなのではないでしょうか。
カラスの声は聞き取れなくていいけど、聴覚が発達する時期(7歳まで)に楽しく音楽やピアノに触れていると良いようですね。
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