講師を始めた頃から使用している、お手製の教本があります。幼児は、色やシール貼りが大好きなので、白音符にシールを貼らせて弾かせます。
幼児の教本として使用している「はじめてのピアノアドヴェンチャー」シリーズですが、欠点もあります。曲が簡単すぎるのです。習得してほしい内容が理解できれば、ほとんどの曲は初見で弾けるくらい簡単です。
せっかく運動神経もぐんぐん発達している時期に、両手奏の練習ができないのが辛いところです。しかも両手奏が導入されるのは、始めてから1年半後くらい(レッスンブックCの終わりのあたり)になります。それまでは交互奏です。
「知っている曲を弾きたい」「両手で弾きたい」のリクエストに応えるために、取り入れているのが自作の教本です。スケッチブックに色音符を書いて弾かせます。
これだと、知っている曲ですし、音は色で見分けるので「音符を読む作業」からは解放され「弾く作業」だけに集中して取り組めます。こうすることで、左右の手の独立を訓練することができます。
生徒さんのリクエストに応えていろいろ作っていたら、現在までに60曲以上もレパートリーが増えていました。これからもどんどん増えていくのでしょうね。
生徒さんが弾いている様子はこちら
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