今までクラシックしか弾いてこなかった生徒さんが、ほかのジャンルに興味を持ち始める時期。そんな10代の生徒さんから、体験レッスンでよく出る質問を挙げてみることにしました。
- どうやったら動画の人みたいに弾けますか
超絶技巧にあこがれるなら、まずクラシックで基礎をしっかり身につけておきましょう。あとは、オリジナルの技を持っていると良いですよね。「私は手が大きいからオクターブで魅せる」とか「グリッサンドを上から下から、左手でもオルガンみたいにいっぱい入れるぜ」とか「駆け上がりフレーズ」をいくつか持っておくとか。
- 和音(伴奏)の耳コピってどうやったらできますか
和音の聴き取りも和音付けも経験値が大切です。「あ、これはA♭7ね」と普段から触れている和音じゃないと、急には記憶とつながりません。コードとポピュラーのコード分析の知識が必要だけど、結構難しいです。まずはベースラインなら聞き取れると思いますので、それを頼りに和音を探していくと良いと思います。1曲の中に出てくる和音の種類は8種類くらいでそんなに多くないので。
- アレンジするのってどうやるんですか
曲のジャンルによって、伴奏の種類がおおよそ決まってきます。ユーロビート=オクターブのトレモロ(別名ディスコベース) ジャズ=ウォーキングベース、ストライド奏法 バラード=アルペジオ ロック=タイトな4分ストローク シャッフル=うねうねベースと8分の刻み などなど色々な音楽のジャンルを知ると良いです。
- ジャズってなんでA4サイズの楽譜1枚しか見ないんですか
メロディーの上にコードネームが書いてあるだけのリードシートという楽譜を使うからです。その曲のメロディーとコード進行を(テーマといいます)使って、何周も何周も即興演奏しているのです。
- ポピュラーやジャズの弾き方はクラシックと違うのですか
タッチや指使いフレーズ感など全然違います。ジャズは指を上から打ちおろすようなアタック感を入れたりパラパラと乾いたタッチで弾きます。指使いもジャズ特有のものがあります。フレーズの最後にアクセントをつけるので、クラシックのようにフレーズを収めることはしません。
もう知ってるよ~という方も多いでしょうが、一応紹介してみました!
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