「月曜日に新しい曲を人前で演奏してください」
そう言われたら、まず何をやりますか?答えは、指使いを決めるです。指使いをすべての音に記入するのです。つまり、曲を最短時間で効率的に上達させるカギは指使いなのです。
高校時代の先生は「バッハには指使いを全て書きこみなさい」が鉄則でした。その教えのたまもので、新しい曲を弾く時は指使いを書き込むのが習慣になりました。
良い指使いが発見できると、もう8割 曲は弾けてしまいます。だって人間の手って構造はみんな同じでしょう?その人間が、作曲して弾いている曲なのだから、指使いさえ見つけられれば絶対に弾けるんです。弾けないのは指使いが適切じゃないからです。
今日は、生徒のコンクールの課題曲の指使いを決めていました。2ページほどの曲で10分くらい、決めるのにかかりました。片手ずつ「こうかな?じゃなくてこっちかな?」という感じで書き込んでいきます。
すぐに「弾く作業」をしたくなっちゃうけど、それを我慢して、鉛筆で書き込むのです。だって時間がもったいないから。
次回は、ジャズの指使いについて書こうと思います。
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