先日、中学生のお母様から、嬉しいラインをいただきました。
「ピアノ 数年前より、ずっと楽しめている感じです。嬉しいです。先生のおかげです。ピアノが気晴らしにもなるみたいです。」
これは世の中に宣言したい「ピアノは中学生になってからが、本当に楽しいんだからやめちゃだめ!」ピアノを教えていて常々実感していることです。
小学5年生くらいで見切りをつけてピアノをやめてしまう生徒に、「あ~なんで今やめちゃうかなア…これから自由にいろいろ弾けてくるのに」とか、「練習しないんでやめさせます」という親御さんに「中学生になったら自己管理能力ができてきますから、それまでは口うるさく言うのはしかたないです」とか、もう何度となく言ってきました。
ピアノって小さいときからやっていないとだめなのに、内容が理解できるようになるのは思春期くらいなんですよ。
- 自分のイメージ通りに指が動かせる→運動神経
- 先生に注意されたことに即応できる→マルチタスク処理
- 楽譜や音階の仕組みが理解できる→理論的思考
これらのことができるようになってくるのは13歳前後です。そうなってくると、ピアノはとても楽だし楽しくなります。今まで全然楽譜が読めなかったのに「どんどん読めるぞ」「リズムの譜割りの仕組みってこういうことか」となるんです。
外国語の習得ととても似ています。まずはいろいろと「種まき」をしておいて、何年もかけてようやく実を結ぶんです。すぐには話せるようにならないけど、語彙力 聴力 文法 読む力 書く力 何年もかけて根が充実したら、ようやく開花するのです。
だから安易にやめちゃダメなんだけど…幼児から始めて2/3はやめちゃう気がします。部活と塾がありますからね。
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