3月いっぱいで、ピアノ教室を卒業した生徒がいます。4月から中学生で、将来の夢に向かって勉強を頑張りたいそうです。やめてしまうのはもちろん残念ですが、将来なりたい職業がちゃんと決まっていて、それに向けて早い段階からしっかり準備することは素晴らしいことだと思います。
前向きな理由の退会は、私もそれほどダメージないです(笑)またいつでもピアノを再開することはできるので。過去にも、中学に入ってしばらくして部活を文科系に変えて、ピアノ教室に復帰した生徒もいましたから。
今回やめてしまう生徒は、3歳から通ってきてくれた生徒です。長い年月の彼女の成長を見てきた私としては、ぽっかり心に穴が開いたように感じます。それと同時に、しっかり良い子に成長してくれたことを嬉しく感じています。小さなころ「この子は無鉄砲で将来手を焼きそうなので覚悟しています」とお母さんが言っていたけど、ちゃんと良い子に育ってきていますよ。
いろいろな思い出があるなあ~。小さいころから、女の子なのにわんぱくで野性味あふれる彼女の個性はピカ1でした。
これははっきり覚えているエピソード。「シャボンに水をこんな風につけてあわあわにするんだよ!」と、雑に手を洗っていた先生に、小さいのに正しい手の洗い方を教授してくれたな~(^.^) 根は生真面目なんです。
それから恐竜オタクになり恐竜の生態を熱く語ってくれたり、女子野球で活躍したり、漫画に詳しくて「鬼滅の刃」もいち早く教えてくれたっけ。思春期に入ってシャイになって、口数も減って、時には上手く弾けなくてふてくされて帰ることもありました。それでも毎週休まず通ってきてくれました。最後のレッスンでは、お母さんの長年の憧れだった曲が弾けるようになり、素敵なプレゼントとなりました。
これからどんなふうに成長していくのか楽しみです。きっとまた会おうね!
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