上の楽譜と動画をご覧ください。
半音階の時に親指をバンプ(尻もち)させています。メロディーラインがデコボコしちゃって、クラシック界では絶対に怒られる弾き方です。
でもジャズではそのデコボコをビートとして利かせるんです。アクセントを付けたい音を1の指で弾いて、あえてぶつける。でもそれが直線的ではだめで、曲線的な波を描かなくてはいけません。
私はいつも「フーガフーガ(ふいごの空気のイメージ)」と思って弾いています。このジャズ的なまりは、おじさんでもおばあちゃまでもできる人はとても上手に自然にできちゃいます。たぶん、「ジャズをどれだけたくさん聞いてきたか」の経験値の差が大きく関わると思う。
そういった理由で、ジャズは1と3の指の連続を多用します。それからアタック(鍵盤をひっぱたくようにひく)も随所に使います。アタックには大抵4の指を使います。てをバチのように使って、アタックしメリハリを出します。
といっても、かっこ良ければOK!なジャンルなので、びっくりするようなヘンテコなフォームで弾く人もいます。
クラシックの奏法で弾くと、ダサくなっちゃうので気を付けよう!